盛岡中央高等学校
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Be confident in my self.

清水紅葉

私はシドニーにあるデイビッドソンハイスクールに通いICETという日本人留学生の集まるクラスに所属していました。

私の留学する大きな目的は自立、内面的な成長をすること、自分に自信を持つ事でした。

私の留学中1番の挑戦はエレクティブです。私達はエレクティブという現地の子達の授業に混じって参加するというものが1人3種類ありました。私のエレクティブの1つはDramaです。Dramaとは日本語でいうと演劇の事です。グループでお題に沿った1つの物語を作って発表したり、速攻の演技やちょっとした表現のゲームをしたりします。私は演技をするのもお芝居を見るのも好きだったため、楽しそうだと思いDramaを第一希望として選択しました。初めてのDramaの授業では1番に当てられ、teacherにお題に沿って演技をしなさいと言われました。

英語の理解出来ない私はお題が何か分からず、あたふたしているだけでした。現地の子達も優しく何かを教えてくれたのですがそれすら理解できず、私はそれがトラウマになり次からのdramaに行くのが嫌になりました。日本語で説明されたらすぐ出来るのになと思ったり、台本を暗記するのも英文を暗記しなければいけないのは勿論、日本語で意味が分からないと表現出来ないため、覚えるのにとても時間がかかりました。Dramaを希望している子達はみんな自分に自信満々で演技も上手で当初の私とは正反対でした。それからは当てられるのが嫌で身を潜むように授業に参加していました。そんなある時、同じICETの仲間が見事な演技を見せつけteacherに褒められていました。その子は元々私と同じで自分に自信のない子だったのですが、それをきっかけに前に進もうとしているのを見て自分だけ取り残されたような感じがし、私は悔しくなり私も褒められたいと思い真剣に取り組むようになりました。一度、夫婦の旦那役を演じる事になったのですが、低い声を出すのが恥ずかしくて嫌だなと思っていました。ですがここで恥ずかしがってやらなかったらその方がもっと恥ずかしいと思い役を演じきりました。そうすることで現地の子達も「違う言語なのに凄いね!上手!」と褒めてくれて話すきっかけにもなり、英語力も上達していきました。Dramaを習った事で表現する楽しさ、自分に自信を持って取り組む事の楽しさを知りました。

この留学で私が1番に得たことは“自分に自信を持つ”という事です。この1年をやりきった私ならこの先もきっと色んな事を乗り越えていけると信じています。この1年間留学出来た事をとても誇りに思っています。高い金額を払って留学に行かせてくれた両親、支えてくれた現地の先生、ホストファミリーには心から感謝しています。

この留学から将来は国際的に関わる仕事をしたいと思っています。これからは大学入試に向けて英検合格を目標に日々、英語の学習に力を入れたいと思います。留学して漢字が書けなくなってきたので国語にも力を入れたいです。

留学で得た沢山のものをこれからの生活で生かしていきたいと思っています。