盛岡中央高等学校
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Practice makes perfect

小笠原 梨紗

私のオーストラリアでの生活は英語が話せなくて本当に大変な事ばかりでした。留学当初は、ホームステイ先の日本人の生徒と日本語でばかり話していました。ホストと話そうとしても英語に自信がなく自分から話そうとはしませんでした。

転機となったのは、アデレードに住んでいるホストの親戚と話してからです。国際線の客室乗務員をしていた彼女はフランス語も学んでいたので、英語で苦戦していた私の気持ちをとてもよくわかってくれました。「最初から完璧に話せるわけではないのだから、たくさんミスをしていいんだよ。」という彼女の言葉は、私に一歩前に踏み出す勇気をくれました。それ以来、ホストとも日常的にさまざまなことを話せるようになりました。

留学の後半にホストシスターの結婚式がありました。もちろん私もパーティー会場のお手伝いをしました。ホストシスターに次は何をすればいいのかを聞きに行った時、忙しそうにしていた彼女は自分の友だちと話すようなスピードで私に伝えてくれました。彼女の指示がきちんと理解できるようになっていたことが、うれしく思いました。

私はこの留学での経験を生かして、以前からなりたかったキャビンアテンダントめざして頑張りたいと思います。