「起業家育成プログラム」成果発表会が開催されました
2年生の東大医進Vコースおよび特進SZ・Zコース文系クラスの生徒による、起業家育成プログラムの成果発表会が12月3日(土)に実施されました。
本校では、総合的な探究の時間の一環としてSDGsの観点から地域課題の解決につながる事業構想の作成に取り組んでいます。
プログラム序盤の2回は行政および地元企業の方を講師としてお招きし、行政や企業のSDGsに関する取り組みや抱えている課題についてご講演いただきました。
その後、想定される顧客規模や収支・利益の詳細、地域の課題解決にどのように貢献できるのかといった様々な要素について各グループで議論を深め、有限責任監査法人トーマツ様のご指導をいただき、事業構想を作成しました。
今回の成果発表会には、ご来賓として、岩手県立大学総合政策学部 准教授 近藤信一様、岩手県政策企画部政策企画課 政策課長 本多牧人様、株式会社クジラテラス食品事業部部長 大川真沙子様ほか2名の方にお越しいただき、ご講評やアドバイスをいただきました。
ご来賓の皆様と本校校長による審査の結果、2SZ組2班の『岩手県の豊かな海を守る~貝殻を活用した新たな食器~』が最優秀賞を受賞しました。
また、2Z1組6班の『海洋ゴミアートで海を救うために~SDGsの取り組みに向けて~』が優秀賞を受賞しました。
最優秀賞を受賞した2SZ組2班は、12月23日(金)に盛岡市総合アリーナにて開催される「未来のワタシゴト探究会議」にて本校代表として事業計画の発表を行います。
参加した生徒達にとって、地域の抱える課題に目を向けるきっかけになると共に、卒業後の進路を考える上で非常に貴重な経験となりました。
最優秀賞受賞・2SZ組2班チームからの感想コメント
岩手県の美しい海に着目し、今回の研究テーマを「岩手県の豊かな海を守る~貝殻を活用した新たな食器~」にしました。
これまでも岩手県について調べる機会はありましたが、SDGsを基にした地域課題の調査研究は初めてでした。
想像していたよりも、岩手県が抱えている問題は大きいと感じました。
調査から始まり、事業計画の立案、プレゼンテーションへの落とし込みというプロセスは、それまで経験のない現実社会と向き合いながらの作業でした。
リアルな予測値や予算を作成するのは想像していたよりも難しい作業でした。
しかし、岩手県の課題をいろいろな視点で見ることができました。
また、グループ活動や外部調査により、いろいろな考え方にも接することができました。
Powerpointへの落とし込みには特に力を入れ、工夫を重ねました。
私たちの取り組みは、今回の成果発表で終了となりますが、これからも地元・岩手県の社会課題にしっかり向き合い、主体的に取り組みたいと決意を新たにすることができました。
盛岡中央高校の代表として参加する「未来のワタシゴト探究会議」での発表も全力で頑張ります。
(菊池紗英、佐藤那音、高橋瀬里奈、木村知世、松森はな、前田侑那)